大寒

大寒

読み方:だいかん

1月20日頃
大寒とは、一年でもっとも寒い時期という意味です。
小寒から数えて15日後とされており、小寒から大寒までの15日間と大寒から立春までの15日間の合計30日間を「寒の内」といいます。耐寒のための様々な行事が行われます。寒気を利用した食物(凍り豆腐、寒天、味噌など)を仕込む時期にもあたります。

冬至

2014年の冬至は12月22日です。しかも、19年に一度の朔旦冬至(さくたんとうじ)にあたります。「朔旦冬至」は、新月(朔)と冬至が重なる日で、月の復活と太陽の復活が重なる日ということで、大変めでたいとされています。

冬至とは、太陽が冬至点を通過する時で、毎年12月22日頃。太陽はもっとも南に偏り、北半球では一年中で昼がいちばん短く、夜がいちばん長くなる日。この日にはゆず湯に入ったり、カボチャを食べたりして栄養をとり、無病息災を願う風習がある。冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれています。にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかん……など「ん」のつくものを運盛り といって縁起をかついでいたのです。運盛りは縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあり、土用の丑の日に「う」のつくものを食べて夏を乗りきるのに似ていますね。また、「いろはにほへと」が「ん」で終わることから、「ん」には一陽来復の願いが込められているのです。なぜ、かぼちゃを食べるの?かぼちゃを漢字で書くと南瓜(なんきん)。つまり、運盛りのひとつであり、陰(北)から陽(南)へ向かうことを意味しています。 また、かぼちゃはビタミンAやカロチンが豊富なので、風邪や中風(脳血管疾患)予防に効果的です。本来かぼちゃの旬は夏ですが、長期保存が効くことから、冬に栄養をとるための賢人の知恵でもあるのです。